自賠責保険とは
自賠責保険（自賠責共済）とは、交通事故を起こした際に被害者へ補償するための保険です。 公道を走る自動車は必ず加入しなければいけません。 正式名称は「自動車損害賠償責任保険」といい、この自賠責保険に加入しないままで公道を 走ると罰せられます。 自賠責保険証明書を携帯していないだけでも３０万円以下の罰金となるため、常に車に 保管しておかなければいけません。 自賠責保険の契約は取り扱いをしている各保険会社で行われ、基本的には車検の時に 契約更新がされていきます。 廃車後に返ってくる自賠責保険の金額は、返金手続きの翌月から保険の契約期間までの 月割りで求めることができます。
返金額
返金額の計算方法として注意すべき点は、廃車手続きを行った日ではなく加入している 保険会社に返金手続きの申請をした日からの月割りだということです。 ３月に廃車をしても自賠責保険の返金手続きが６月になってしまったら、翌月の７月から 契約期間終了までの月割りとなります。 例えば契約期間が２０１３年の１月までの保険で２０１１年の１０月に自賠責保険の 返金手続きをしたとすると、１５ヶ月分の金額が戻ってきます。 これと同じような計算方法は多くありますので、覚えておくとよいでしょう。 なお残りの保険期間が１ヶ月未満だと返金はされません。
自賠責保険料の返金手続き
自賠責保険料を返金してもらうためには、加入している保険会社で直接解約の手続きを する必要があります。 自動車税や重量税とは違い、永久抹消登録や一時抹消登録をしても自動的に保険の 解約手続きはされませんし、廃車にしたからといって保険会社から解約を勧める通知などは 一切送られてきません。 これは廃車を業者に依頼した場合でも同じで、自分で解約の手続きをしなければ返金 されないので気をつけてください。 返金額は解約された翌月から計算されるため、廃車の手続きが終わったら速やかに保険の 解約もしてしまいましょう。 保険の解約手続きに必要な書類は各保険会社で違いますので、解約をしに行く前に事前に 保険会社に連絡をして必要な書類を確認しておきましょう。